グリップ交換作業の手順 | |
1.旧グリップの外し方 作業台にパターを横にして、左手でシャフトを抑え、右手でカッターを持ち、シャフト側からグリップ終端に向けて引きながら切り込みます。 これを数回繰り返しながらシャフトが見える迄、グリップを縦方向に切ります。 1辺が切れれば、皮をむくようにグリップをシャフトから引きはがします。 シャフトに残った両面テープは、溶剤を部分的に湿らせた布(又はペーパーふきん)で、きれいに拭き取ります。 |
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2.新グリップの組立 1)シャフト先端の保護 DMMPグリップは柔らかい素材で成形しておりますので、長年のご使用でシャフト先端が刃物となって、グリップ端面を丸く切断する事が考えられます。 中栓はこれを防ぐためのもので、シャフト先端に取り付けます。 |
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2)両面テープの貼り付け シャフト先端で折り返すU字で貼りますが、その長さは片面約286〜7mmとします。(推奨テープ幅20mm) <両面テープの全長は片面x2+シャフト径から、概ね 590mmです。> |
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3)交換液の塗布 グリップエンドの通し穴を左手人差し指で塞いでグリップを持ち、グリップ交換液(例:家庭用石油)をグリップ穴一杯に入れます。 グリップ穴の内壁に交換液を十分に湿らせてから、シャフトの両面テープに掛けます。 両面テープにムラ無く交換液を湿らせたら、素早くグリップのシャフト挿入作業に入ります。 市販の交換用スプレーをご使用の場合は、十分に噴霧して溶液がこぼれ出るほどに、ムラ無く湿らせて下さい。 気温が低い冬場はグリップ挿入抵抗が高くなるので、グリップは室温まで十分に温まってからの作業をお勧めします。 |
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4)シャフト挿入 @パターヘッドを床に当て、シャフトを立てた状態でグリップを挿入します。シャフトが中ほどに入ると抵抗が強くなりますので、グリップエンド付近を持って残り4cm程度まで、体重を掛けて入れます。 (留意点:シャフトが入っているエリアを握ってグリップを挿入すると、両面テープの接着層が剥ぎ落され、グリップの外に排出されてしまいます。) |
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A床面にビニールシートを敷き、その上にペーパータオル(又はボロ布)を置きます。 パターを上下反転させてグリップを下にして垂直に立てます。ヘッドに体重を掛けて、シャフトを最後まで押し込んだ状態で、グリップ上端を持って両面テープが完全に隠れるまで引き上げます。 グリップ挿入が終わった段階で、グリップ端面が平坦であることを確認します。(端面は地平線に目盛原点を合せるため、平坦を要します) グリップ全長が概ね296mm前後である事を確認します。 |
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5)ヘッドフェースに対するグリップの向き調整 パターヘッドを床に置いて両足で固定し、グリップ全体を回転させます。ヘッドフェースに対し、目盛を設けたフラットな部分を直角に合わせます。 |
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6)キャップの接着 グリップの接着が乾燥し安定してからキャップの取付作業に入ります。パターヘッドを床に置いてシャフトを立てます。 キャップ内底面に中・高粘度タイプの瞬間接着剤を薄く塗ります。中央2本の土手の内側と1ヶ所の通し穴には塗りません。 グリップ側の段差部分にも円周薄く塗って、キャップの地平線マーク中央をグリップのマーカーに合せながら素早く付けます。 しばらくキャップを押さえていると接着剤が固まり、キャップ自体が固くなります。 |
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3.お勧めする交換用品 @交換用溶液 : ラバーグリップ取付用「溶液」エアゾールタイプ ライト(株) 又は家庭用灯油(石油100%) A両面テープ : バファロー幅細タイプ(USA製) Bキャップ接着剤: アロンアルファー EXTRA 2020 東亜合成(株) |